AI議事録は、会議ツールを先に決めると比較が楽になる

AI議事録ツールは、文字起こし、要約、翻訳、話者分離、CRM連携まで機能を並べ始めると比較が難しくなります。実務では、普段の会議がZoomなのか、Microsoft Teamsなのか、Google Meetなのかを先に確認する方が早いです。

Zoom中心ならAI Companion、Teams中心ならCopilot、Meet中心ならGeminiのように、すでに使っている会議基盤のAI機能が最短ルートになることがあります。一方で、取引先ごとに会議ツールが変わる会社や、対面会議もまとめたい会社はNotta、Rimo Voice、tl;dvのような横断型サービスを比べる意味が出てきます。

NottaとRimo Voiceは、日本語中心の会議で比較したい

Nottaは録音、文字起こし、要約をまとめて扱える専用型で、複数のWeb会議サービスや対面録音を一つの運用に寄せたい場合に候補へ入りやすいサービスです。Rimo Voiceも日本語の会議を中心に比較したいときの有力候補です。

ここで見るべきなのは『日本語対応』という表示だけではありません。社名、商品名、人名など自社特有の言葉をどれだけ直す必要があるか、話者が重なったときに修正が増えないかまで、実際の会議で確認する方が導入後の差を把握できます。

tl;dvとOtter.aiは、海外商談や英語混在で候補になる

tl;dvはWeb会議を横断しながら、商談記録をCRM側へつなげたい営業組織で比較しやすいサービスです。議事録そのものより、会議後の入力作業まで減らしたい場合に評価ポイントが増えます。

Otter.aiは英語会議や取材を含む運用で候補に入りやすい一方、日本語だけを最優先する場合は、日本語中心の候補と同じ会議条件で比べてから決めた方が安全です。

Zoom・Teams・Meetの標準AIは、すでに契約している会社ほど有利

Zoom AI Companion、Microsoft TeamsのCopilot、Google MeetのGeminiは、別の議事録サービスを追加せずに会議の中で要約やメモを扱いやすいのが利点です。すでに対象プランを使っているなら、まず標準機能でどこまで足りるかを見る価値があります。

反対に、取引先ごとにZoom・Teams・Meetが変わる会社では、会議基盤ごとのAIを使い分けるより、横断型サービスへ集約した方が議事録の保存場所や検索方法を統一しやすくなります。

対面会議や電話が多いなら、録音デバイスという別解もある

会議の多くがZoomやTeamsの中で完結するなら、Web会議側のAI機能で足りることがあります。一方、対面商談、訪問先での打ち合わせ、電話などが多い人は、会議ツールの外で音声を残す方法も比較した方が自然です。

この場合はAI議事録SaaSだけでなく、録音した音声をあとから文字起こし・要約できるAIボイスレコーダーも選択肢になります。PLAUD NOTEのような専用機はこの用途に位置づけられます。

候補を2〜3個に絞ったら、同じ会議条件で試す

最初から7サービス全部を細かく採点する必要はありません。既存の会議環境で候補を減らし、その後に日本語精度、料金、セキュリティ、運用の手間を比べます。

最後は同じ会議データ、または条件の近い会議で試し、文字起こしの修正時間、要約をそのまま使える割合、共有までにかかった手間を確認するのが現実的です。無料プランは『無料で使い続けるため』ではなく『自社条件で確かめるため』に使うと判断しやすくなります。

  • 会議ツールが固定されているなら標準AI機能から確認する
  • Zoom・Teams・Meetが混在するなら横断型サービスを比較する
  • 日本語中心なら修正時間まで含めて見る
  • 対面・電話が多いなら録音デバイスも比較対象に入れる

まとめ:一番高機能ではなく、会議後の作業が減るものを選ぶ

AI議事録の目的は文字起こし機能を増やすことではなく、会議後のメモ整理、共有、CRM入力、タスク化に使う時間を減らすことです。機能数の多さだけで順位を決めると、自社の運用に合わないサービスを選びやすくなります。

普段の会議ツールを確認し、日本語の修正量、料金、保存・共有の手間、セキュリティを同じ条件で比べてください。対面や電話が多いなら録音デバイスも含めて比較すると、選択肢を整理しやすくなります。

参考・確認先

仕様や条件は変更される場合があります。実際に購入・申込するときは最新の公式情報も確認してください。